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2018年11月21日

生態を知ればさらに魅力的なクラゲの世界!クラゲ観察の楽しみ方教えます!

アートコーナーに展示しているミズクラゲは、フワフワと漂いながら照明に照らされる姿が幻想的で、来場者にも人気のスポット。
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でも実際、クラゲってどんな生き物なのか知らない人の方が多いのではないでしょうか?
そして、じ〜っと眺めてるだけで楽しみ方が分からないって人もいるのでは?

そこで今回は『うみたまご』に展示中のクラゲの魅力を伝えつつ、楽しみ方も教えちゃいます!
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現在『うみたまご』では6種類のクラゲを展示しています。
アートコーナーに3種類。
実験ホールに3種類。

まずはアートコーナーの【ミズクラゲ】
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皆さんにも馴染みのあるクラゲです。
1年を通して展示しているクラゲですが、よく見てもらうと傘の真ん中に四葉のクローバーみたいな部分があります。
実はこの部分は卵や精子を作る“生殖腺”で、その内側は“胃”なんです。
通常は4つなんですが、3つや5つの個体もいるんです。
水槽の前で探してみて下さいね!

そして秋から冬にかけて展示しているのが、同じアートコーナーの【タコクラゲ】
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8本の足のようなもの(正確には“口腕”)を持ちタコのような姿をした、水玉模様のかわいらしいクラゲです。
『うみたまご』では2タイプのタコクラゲがいます。
茶褐色のタイプと青白いタイプ。
茶褐色のタイプは褐虫藻と呼ばれる藻を棲まわせ、藻が光合成で作った栄養ももらっています。逆に、青白いタイプは褐虫藻がおらず、自分で餌を獲っています。
茶褐色のものは延岡で採集されたもの、青白いものは県北方面で採集されたものです。
棲んでいる地域によって、色や生態が違うのもクラゲの魅力なんです。

そしてアートコーナーの出入り口に展示しているのが【カブトクラゲ】です。
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小さな水槽の中で、キラキラと光を反射しながら浮遊する姿は神秘的ですよね!

クラゲを展示しているのはアートコーナーだけでなく、実験ホールのカウンターの上にも展示しているんです。こちらでは、大きな水槽では展示できない小さな種類や、バックヤードで育った子どものクラゲを展示しており、種類はときどき変わります。
現在展示しているのは【アマクサクラゲ】
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毒が強くて刺されるとかなり痛みます。
他のクラゲを食べてしまう“クラゲ食”のクラゲなんです。

次に【コブエイレネクラゲ】
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このクラゲ、自然界ではほとんど見つかっていない謎のクラゲなんです!
え?自然界にいないものがなんでいるの?って思うでしょ?
このクラゲ、1992年に鳥羽水族館の水槽で偶然発生し、新種記載されたんです。
その後は、「ポリプ」と呼ばれる子どもの状態で、いろいろな水族館へ分けられています。

最後は【サカサクラゲ】
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その名のとおりひっくり返ったままの逆さまの状態で生きています。
イソギンチャクみたいに見えるかもしれませんが、コレも立派な!?クラゲなんです。
実は、クラゲとイソギンチャク(とサンゴ)は「刺胞動物」という同じグループの仲間なんです。サカサクラゲを見ていると「なるほど!」って思いませんか?

さて、クラゲの魅力は、その成長の段階にもあるんです。
(ミズクラゲの水槽横に詳しい説明があるので見てみて下さいね!)
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受精卵が細胞分裂を繰り返し、「プラヌラ」という幼生になると海底の岩や貝に付着してイソギンチャクのような「ポリプ」になります。
その「ポリプ」の体が何層にもくびれ始めて「ストロビラ」になり、くびれた層は一つずつはがれて海中に泳ぎ出します。
その泳ぎ出した個体がクラゲの赤ちゃん「エフィラ」です。
「エフィラ」が成長するとクラゲになるんですが、水槽の中をよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く見て見ると、ときどき壁やガラスなどに「ポリプ」がついているところを観察することができます。
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写真は「ポリプ」です。

クラゲがクラゲの姿のまま成長するわけではないんです!
良く分からないというアナタのために、簡単に例えると……
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イマドキの仮面ライダーが、新しいアイテムを得てドンドン新しい姿に変化しちゃうみたいな感じです(笑)
余計分からなくなっちゃいました?

でもこんな例えだと、ヒーローもの大好きな少年たちは興味がわくんです。
海水浴に行って刺される嫌な思いしかしないクラゲたちも、こんな風に成長していると思うと見方が変わってくるでしょ?

バックヤードではさまざまなクラゲたちを飼育しているんです。
あまり皆さんが見えない場所で飼育しているのですが、徹底した温度管理で皆さんが見ている展示水槽にデビューするのを待っているんですよ。
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最後に不思議な魅力満載のクラゲたちを観察する楽しみ方を教えちゃいますね!

①色を楽しむ
ミズクラゲは照明をあてて色に変化をさせていますが、クラゲの種類によって様々な色の違いがあります。
同じ種類でも個体によって微妙な変化がある色を楽しんでください。

②形を楽しむ
クラゲの種類によってさまざまな形があります。
種類によって違う形を観察して楽しんで下さい。

③動きを楽しむ
クラゲは傘を広げたり閉じたりして動いています。それはクラゲの生きているリズム。心臓の鼓動みたいなものです。
クラゲの生きているリズムを見て、感じて楽しんで下さい。同じ種類でもそのリズムは違うので動きを観察して楽しんで下さいね。

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いかがでした?
クラゲたちの不思議な魅力の数々。

知れば知るほど神秘的なクラゲの世界を観察して楽しんで下さいね!

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