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2020/08/10

グロい?キモい? 美しくも不思議な生き物の世界『ウミサソリとその子どもたち展』開催中!

現在開催中の1F実験ホールの企画展示は『ウミサソリとその子どもたち展』です。

「???」って思ったあなた!

この展示タイトル見ただけじゃ何だかよく分からないでしょ?

まずウミサソリというのは、約4億年前の古生代シルル紀に生態系の頂点として生きていた生物です。

大きなものは2.5メートルにも達し、史上最大級の節足動物であったと言われています。

*化石のレプリカがあるので、実際に触って見て確かめてね!

ハサミ状の角を持った生き物を「鋏角類(きょうかくるい)」と言います。

ウミサソリから始まる鋏角類の子孫たちとして、カブトガニやサソリ、クモ、サソリモドキなどに進化した現代の生き物を紹介しています。

また、鋏角類に近い生き物「大顎類(たいがくるい)」と言うんですが、この中に多足類(ムカデやヤスデなど)と、甲殻類(かに、エビ、ヤドカリ)や六脚類(いわゆる昆虫)が含まれ、それに沿った生き物たちを展示しています

ね?結構真面目な展示でしょ?

でも、クモとかサソリって聞くと恐いイメージしかないって人多いですよね?

不思議な見た目の生物や絶滅した生物を紹介する書籍が小学生から大人まで魅了する昨今、いつの世の中も、少年や少年の心を持つ大人たちにとって“ツノ”“ハサミ”“毒針”なんてキーワードを聞いたらゾクゾクしません?

今期展示している生き物たちをじっくり観察して見てください。

超カッチョいいから!

そのフォルム、形状、質感etc

おっと、ここまで書いてて女性のお客さんをないがしろにしたみたいですいません。

女性が好きなキーワード、“美しさ”“もふもふ”もご用意してます。

今回展示している「チャグロサソリ」「ヤエヤマサソリ」は、紫外線を当てると光るんです!

どうです?ターコイズブルーに光る宝石みたいじゃないですか?

そして“もふもふ”ですが、見てくださいこのタランチュラのお尻!

あ~もう頬ずりしたくなりませんか?

じっくりと観察していると見えてくるビロードのような毛並み。

キモい!

グロい!

気持ち悪い!

って言う前にじっくり観察してみて!

新しい発見と、生き物の不思議な世界が見えてくると思いますよ。

ウミサソリとその子どもたち展

1F 実験ホール