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2022/03/28
プレミアム体験レポート②〜「ウミガメ」コースと「クラゲとチンアナゴ」コースに潜入〜
対応できる人数が少ないため、なかなか実現できなかったプログラムがWEB限定の完全予約制プログラムとして実現しました! 今回はその中から「ウミガメ」コースと「クラゲとチンアナゴ」コースをご紹介します。
■「ウミガメ」コース
「飼育員になろう!」というプレミアム体験ですから、まずは調餌(餌の調理)から。
アジとイカとエビをウミガメさんたちが食べやすいように切り分けていきます。
餌の切り方の説明はもちろん、「うみたまご」のウミガメたちは個体によって餌の好みがあることなど、飼育員目線の貴重な話が聞けました。
イカやアジを丁寧に切り分けていきます。
普段包丁を持ったことのない小学生などは保護者のお手伝いも可能ですし、飼育員さんから「猫の手で押さえるんだよ」と丁寧な指導!?もあります。
*魚以外にエビやイカを使用するので魚介アレルギーの方は予約時に申告して下さい。
餌の用意をしながら飼育員さんに気軽に質問もできます。
アジやエビは固い部分を取り除いて給餌します。
ウミガメが固い部分を好まず吐き出してしまうと、ウミガメ水槽が汚れるから丁寧に取り除いているんだとか。
こんな話が聞くことができるのもプレミアム体験の人気の秘密です。
餌を切り分けたらいよいよウミガメ水槽へ
食欲旺盛なウミガメたちは餌を見たらぐんぐん寄ってきます。
個体の好みを確かめたり、イカの取り合いをする姿が見れたり、結構みんなでワイワイしながら餌やりができます。
餌やりを終えたら実際の甲羅を見たり触ったりできます。
「甲羅ってこんな風になってるんだ!」って大人でもついつい見入ってしまう貴重な体験。
実はこの甲羅、飼育スタッフの手作りでなんと背負うことができるんです!
この姿でバンバン写真を撮って下さい
■「クラゲとチンアナゴ」コース
「クラゲとチンアナゴ」コースもまずはバックヤードから。
今回のクラゲの解説は、主にミズクラゲについてのお話になります。
プランクトンの卵の入ったボトルを28℃の海水で24時間保温するとプランクトンが孵化します。
プランクトンだけを取り出す方法は、光に集まるプランクトンの習性を利用します。
ライトを当てて15〜20分待ちます。
待ってる間にチンアナゴ水槽に移動。
前日から孵化させたプランクトンを持ってチンアナゴ水槽の上へ。
バックヤードを細かに見られるのもこの体験ツアーの醍醐味。
本当に飼育員になったような気分が味わえます。
チンアナゴの水槽上についているタンクに海水を入れて餌のプランクトン液を入れると、あら不思議!水槽上部の蛇口から餌の入った海水がちょぼちょぼと流れ落ちる仕組みになっているんです。
これも飼育員さんの工夫の一つ。長い水槽にまんべんなく餌を行き渡らせるために、4つの蛇口から餌の入った海水が流れ落ちる仕掛け。
餌を食べる様子は水槽前でみんなで確認!
うまくいけば餌を取り合う様子も見ることができますよ!
バックヤードに戻ると光に集まるプランクトンと卵の殻が綺麗に分離されてました!
とっても不思議な光景。
そしてプランクトンだけを吸い出します。
管を使って吸い出したプランクトン。
そして明日使用する分のプランクトンの卵の孵化の準備も忘れずに。
本当に飼育員さんたちがやっていることを皆さんにも体験してもらいます。
だからこそ明日の準備まで体験できるんですね。
ここまでできると明日から「うみたまご」で働けるんじゃないかって思うくらいですww
出来上がったプランクトン水をバックヤードの様々な成長段階のクラゲたちにあげていきます。
その際、空気を水槽内に入れないようにそっと流し込みます。
クラゲは空気を抱え込むと、自分たちの力でその空気を出すことができす、その空気の圧力でクラゲの体が破けたりしてしまうんですって!
展示水槽のクラゲたちにも餌をやり、実際に餌を食べている様子を見ながらクラゲの不思議な生態を聞くことができます。
クラゲに脳みそと心臓がないって知ってました?
どうして生きていられるのか不思議ですよね。
この体験をするだけでかなりクラゲの生態に詳しくなれます。
一日飼育員を体験できる濃密なこのプログラム。
皆さんも是非参加して見てくださいね!