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2019/06/26

身近にいる天然記念物“オオイタサンショウウオ”

リバーゾーン入り口の「オオイタサンショウウオ」の展示がリニューアルされました。
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ゴールデンウィーク中にご覧になった方も多いと思いますが、
孵化した幼生は水中に暮らし、成長すると陸上へと生活の場を移していきます。
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陸上生活をするようになると、昼間は岩陰や落ち葉の影に無を潜めています。
展示水槽の中で隠れんぼをしている「オオイタサンショウウオ」を見つけ出してみてください。
近くで観察すると、なんともユーモラスで愛くるしい顔がたまらない生き物なんです!
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「オオイタサンショウウオ」は大分県・熊本県・宮崎県に生息する日本固有種で、大分県佐伯市で発見された個体から新種と認定されました。
成長しても11〜17cm。
大分県内に広く分布していますが、サンショウウオの仲間の中では分布域が狭く、生息域や産卵池が開発や水質汚染などの影響を受けると個体の激減に繋がりやすいため、環境省と大分県のレッドデータブックにおいて絶滅危惧種II類に選定されています。また、佐伯市城山の個体群は大分県の、大分市 霊山寺(りょうぜんじ)弁天池の個体群および生息地は大分市の天然記念物にそれぞれ指定されています。
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「オオイタサンショウウオ」は、生息地である森と産卵・幼生の成長の場である池や沼などの水辺の両方がないと生きていけません。
みなさんの身の回りの自然を観察するきっかけ、自然を大切にする想いを「オオイタサンショウウオ」の展示で感じていただければと思います。

※展示している「オオイタサンショウウオ」は、天然記念物指定を受けていない地域で採集した個体です。