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2021年6月に産まれたトドの「ロコ」（1歳、メス）の人工保育の功績を称えられ、日本動物園水族館協会（JAZA）より初繁殖認定を授与されました。
　

ロコは出生後24時間経過しても授乳が見られず、元気消失のため完全人工保育に切り替えました。一時はミルクの濃度の調整やお腹の消化の具合、排便の様子などがうまくかみ合わず苦労しましたが、現在まですくすくと成長しております。

※現在ロコはバックヤードの獣舎にて飼育中です

　

■「初繁殖認定」とは

「初繁殖認定」とは、公益社団法人 日本動物園水族館協会（JAZA）が定めた表彰制度で、2020年度に名称が変わるまでは「繁殖賞」と呼ばれていました。
JAZAの活動のひとつに野生動物を絶滅から守る「種の保存」があり、繁殖技術の向上を目指して作られました。
初繁殖認定は、JAZAに加盟する動物園・水族館で飼育している動物が、国内で初めて繁殖に成功し、誕生後6か月以上生存した場合、その動物園・水族館の繁殖技術を称え、授与されます。
今回のトドは人工育成部門での受賞で、当館での初繁殖認定の受賞は、繁殖賞の時代を含めて８度目（魚類５、両生類１、哺乳類２）となります。